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プーチン大統領離反者、ロシア戦車2両を破壊したと発表

May 10, 2023May 10, 2023

クレムリンの反体制派によると、ロシアの反ウラジーミル・プーチン活動家らが国境ベルゴロド地域の検問所で戦車2台を破壊した。

反クレムリン民兵組織「ロシア自由軍団」は月曜日、ソーシャルメディアへの投稿で、ロシアとウクライナの国境に近いシベキノ検問所付近で、ドローンを使用してロシア戦車2台を撃破したと発表した。 同グループによると、歩兵戦闘車と偵察車も破壊したという。

ニューズウィークはこの団体の主張を独自に検証できなかった。 ロシア国防省には電子メールでコメントを求めている。

ロシア自由軍団はここ数週間、ウクライナで進行中の戦争から重大な波及効果が見られるベルゴロド地域を中心に、モスクワに対して国境を越えた襲撃を数回実施したと発表した。

同グループは日曜日、親ウクライナ派のロシア義勇軍のメンバーとともに「先鋭攻撃グループ」がシェベキノに入ったと発表した。

ロシア国防省は日曜の声明で、「ウクライナ人テロリストの破壊活動・偵察グループ」がシェベキノ近郊の集落ノヴァヤ・タヴォルジャンカ付近で川を渡ろうとしたと発表した。

同省はテレグラムで「敵は砲撃を受けた」と発表した。 その後、グループは「散り散りになって撤退した」と付け加えた。

ベルゴロド州知事のヴャチェスラフ・グラドコフ氏は月曜日、ソーシャルメディアに「ウクライナのテロリストらはノヴァヤ・タヴォルジャンカ村近くの川を渡ろうとしたが、我が国の軍人が阻止した」とソーシャルメディアに書いた。 ウクライナは民兵組織への関与を否定している。

ロシアが「ウクライナ民族主義者の組織」のせいだとした5月下旬のベルゴロド大規模侵攻を受けて、ここ数週間で数度の国境を越えた襲撃の犯行声明を出した。

ロシア自由軍団はこれまで、国境を越えた襲撃でロシアの軍事装備を破壊したと発表していた。

ロシア自由軍団を代表して発言する亡命ロシアの政治家イリヤ・ポノマレフ氏は6月1日、本誌に対し、戦闘員が「重装備」を携えてシェベキノに到着したと語り、6月2日には郊外で「活発な戦闘が続いている」と付け加えたノヴァヤ・タヴォルジャンカの。

ロシア自由軍団の代表アレクセイ・バラノフスキー氏は6月1日、ロイターに対し、「われわれの戦術的目的の一つは、ウクライナ戦線の他の地域からロシア軍を引き寄せることだ」と語った。

同団体はまた、新たなメンバーを募集し、「別の国が可能であること、自由のために闘う準備ができている武装集団が現れたことをロシア人に示したい」とバラノフスキー氏は付け加えた。

英国国防省は6月2日、今回の越境襲撃によりロシア軍関係者らはウクライナの占領地からロシア国境への資源の移転など、防衛拠点をどこに置くかについて「深刻なジレンマ」を抱えていると述べた。